ゲーム感想

カエル探偵の事件簿【レビュー】

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カエル探偵の事件簿(Frog Detective)はなかなか面白いアドベンチャーゲームです!キュートで魅力的なカエル探偵と共に、不思議な事件の謎を解き明かしていくゲームで、絵本のような温かみのある世界観と、ユーモアあふれる会話が特徴となっています。大人から子供まで幅広い層が楽しめそうなゲームだと個人的には思っています。クリア時間は5~6時間、投稿時におけるSteamの評価は「圧倒的に好評」、メタスコアはSwitch版が83、PS5版が79となっています。ゲーム難易度(プラチナトロフィー取得)は、比較的簡単という評価です。

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総評

「カエル探偵の事件簿」は、そのユニークなキャラクター、ユーモラスな会話、そして心温まるストーリーで、プレイヤーを魅了 する傑作アドベンチャーゲームです。価格も手頃であり、対応機種も多いため、少しでも興味を持たれた方にはぜひプレイしていただきたい作品です!

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ゲームシステムと雰囲気

本作は会話を重視したアドベンチャーゲームです。プレイヤーはカエル探偵として、個性豊かな動物たちの住む町を探索し、住民 たちと会話して情報を集め、彼らの要望に応えてアイテムを交換しながら事件の真相に迫ります。複雑なパズル要素はなく、主に会話とアイテムのやり取りで進行するため、誰でも気軽にプレイできます。事件自体も残忍なものではなく、血みどろな展開もないため、安心して楽しめます。

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主人公の魅力

主人公のカエル探偵は、このゲーム最大の魅力の一つです。つぶらな瞳と独特のフォルムを持ちながら、「この世界で二番目に優 秀な探偵」という自称(あるいは他称)がユニークなキャラクター性を生んでいます。一番優秀と噂されるロブスターコップと比較されてしまう場面もありますが、彼はロブスターコップを心から尊敬しており、ライバル心は微塵もありません。
彼の魅力は、その絶妙な「間(ま)」とウィットに富んだ会話術にあります。時に自虐的なネタ(頭の形や粘膜についてなど)を交えつつ、相手の懐に入り込む話術で事件の手がかりを引き出します。また、「人は良いものだって信じたいんです」といった、ハッとさせられるような信念のある言葉を語る一面もあり、そのギャップも魅力となっています。

音楽とビジュアル

可愛らしい絵柄とは対照的に、ゲームを彩る音楽は大人の雰囲気を持っています。このギャップがゲーム全体のユニークな雰囲気 を高めており、特にオープニング曲は印象的です。視覚と聴覚の両方でプレイヤーを引き込む工夫がされています。

シリーズ構成とボリューム

本作は「The Entire Mystery」として、過去に発売された3つの事件(CASE1~3)がセットになっています。各事件は時系列順に並んでおり、順番にプレイすることで物語をより楽しめます。各事件のクリア時間は、CASE1が1時間程度、CASE2が1~2時間、CASE3が3 時間程度と、全体を通して短時間でクリアできるボリューム感です。

日本語対応

2025年5月1日に待望の日本語版が発売されました。ローカライズは元の軽妙な雰囲気を損なうことなく、愛のある仕上がりになっ ているとのことです。日本語版の登場により、より多くのプレイヤーがカエル探偵の世界を楽しめるようになりました。日本語版発売前は英語版のみでしたが、難しい単語や言い回しは少ないらしいです。

やり込み要素とクリア後特典

各ステージには、通常プレイでは気づきにくい隠し要素や、特定のアクションで解除されるアチーブメント(トロフィー/実績)が存在します。これらを全て集めることで、ゲームをさらに深く楽しむことができます。また、一度ゲームをクリアすると、細かいチャプターセレクト機能が解放され、見逃した要素を簡単に回収できるようになります。さらに、CASE3クリア後には、カエル探偵が活躍するアクションミニゲームが解放されるというお楽しみ要素もあります!