TVゲームを英語でやることが、英語の勉強になるかどうかについて、まとめています。
結論
英語でやるゲームも、英語の勉強になります。ある程度、英語力のある人であれば、英語の新聞、ニュース、映画、ドラマと同じ感覚です。
しかし、TOEICやその他の試験に有効な勉強になるとは限りません。そのため、英語でゲームをやり始める前に、自分が目指す英語力をはっきりさせておくことが大切です。例えばTOEICで高スコアを目指しているならば、当然ですが、試験対策用のテキストなどを使った方が効率的です。また、リスニングやリーディングの勉強にはなるかもしれませんが、スピーキングやライティングの勉強にはなりませんので注意が必要です。
TVゲームを英語でやることが、英語の勉強になるかどうかについて、まとめています。
結論
英語でゲームをプレイする前に、海外ゲームプレイヤーのゲームプレイ動画(実況動画)を見てみるのがおすすめです。最近のゲームは字幕が付いていることが多く、Youtubeなら字幕を表示することもできます。一度日本語でプレイしたことのあるゲームであれば、推理力が発揮できるはずです。なお、ゲーム動画の視聴は実際にプレイしているわけではありませんので、感覚的には、英語でドラマや映画をみているのと同じです。
実況動画は「英語タイトル commentary」で検索すると見つかることが多いです。タイトルは邦題と異なる場合があるため、注意が必要です(バイオハザードはresident evilなど)。
英語力との関係
英語でゲームができるかどうかの目安を、TOEICのスコアでご紹介します。TOIECスコアとコメントは山崎将志著「残念な人の英語勉強法」を参考にしています。
スコア | コメント |
---|---|
860以上 | 得意なジャンルは辞書なしでほぼ理解できる |
730~855 | ジャンルに限らず辞書で単語を調べる必要がある |
725以下 | 基礎的な単語や文法などの勉強・復習が必要 |
725点以下
ストーリーのあるゲームをやるのは、大変かもしれません。まずは、高校や大学の英語参考書を読んで勉強した方が効率は高いです。
730~855点
ストーリーのあるゲームをプレイすると、わからない単語が頻出するはずです。その都度、辞書やネットで調べなければいけないため、ゲームそのものの進み具合は遅くなります。ゲームで遊ぶという感覚よりは、英語を勉強するという意識で臨まないと挫折するかもしれません。
860点以上
得意ジャンルであれば、日本語でゲームをやっている状態に近づいているはずです。
身につく英語力
ゲームで学んだ英語は基本的にゲームで使える単語や表現になります。もしも、ストーリー性の高いゲームであれば、そのジャンルに特有の単語や言い回しを学ぶことになります。
ジャンルに特有の単語が身につく
例えば、メタルギアソリッドというゲームの場合、戦争に関する英単語を知ることができます。何度も登場する単語であれば、自然とおぼえることができます。
ミステリー(シャーロック・ホームズなどが登場する推理もの)の場合、共犯者、〇〇が刺されて死んだ、などの単語や表現が登場します。残念ながら、これらの英語を学んでも、かなり高い確率でTOEICやTOEFLなどの試験には役に立たないでしょう。
ゲーム独特の表現が身につく
ゲームのヘルプなどをしっかり読むことで、ゲームの操作方法を英語で学ぶことができます。
実況の場合、プレイヤーがゲームで起きたことにコメントします。そのため、敵にやられそうになっている時は英語でどうのように表現するのか、などを学ぶことができます。