『モンハンワイルズ』のタイムアタック動画にチート疑惑が浮上しています。内容や疑惑の背景、影響、そして今後のゲームコミュニティへの影響についてまとめています。
チート使用疑惑
タイムアタック動画をアップロードしている一部ユーザーに対し、ゲームの正規の範囲を超えた不正な手段、すなわちチート使用の疑いがかけられています。この疑惑は、特定のユーザーだけでなく、タイムアタックコミュニティ全体に広がり、他のプレイヤーへの疑念や不信感を生んでいます。SNS上でも話題です
きっかけ
疑惑が表面化した具体的なきっかけは、ゲーム内の一要素である「落石ダメージ」です。特定のマップに存在する岩は、プレイヤーが操作するハンターの装備・フックスリンガーを使ってモンスターに落下させ、ダメージを与えることができます。
この落石によるダメージは、モンスターの総体力に対する一定の割合で算出される仕様となっています。
問題となった動画において、落石によってモンスターに与えられたダメージ量が、通常ではありえない低い数値を示していました。具体的には、モンスターの体力には個体ごとに5段階の設定があり、それぞれの段階でHPの範囲が定められています。しかし、動画に映っていた落石ダメージは、最も低いHP段階であっても通常ではありえない数値を示していたため、何らかの不正な手段が用いられた可能性が浮上しました。
影響
この疑惑は、特定のユーザーにとどまらず、タイムアタック動画を投稿している他のプレイヤーにも飛び火しています。視聴者や他のプレイヤーからは、武器の基本ダメージ数値がおかしい、通常ではありえない挙動が見られるといった指摘が相次ぎ、タイムアタックコミュニティ全体に対する信頼が揺らいでいます。
過去の不正行為と対策
『モンスターハンターワイルズ』における不正行為は、今回が初めてではありません。過去のシリーズ作品においても、同様のチート行為や不正なデータ改ざんが確認されています。カプコンはこれに対し、ランキングからの不正データの除外やアカウント停止などの措置を講じてきました。
今回の事態を受け、カプコンが今後どのような対策を講じるかが注目されます。より厳格なチート対策システムの導入や、不正行為に対するペナルティの強化などが考えられます。
事例
- MHX(モンスターハンタークロス)
改造されたアイルーの募集や、不正に改ざんされたクエストの募集が横行しました。これにより、ゲームバランスが崩壊し、正規のプレイを楽しんでいるユーザーに不利益が生じる事態となりました - MHF(モンスターハンターフロンティア)
体力表示ツールを使用しながらゲーム配信を行うプレイヤーが現れました。これは、ゲームの公平性を損なう行為として問題視されました - MHW(モンスターハンターワールド)
セーブデータを改造し、ありえないアイテムや装備を入手する事例が確認されています - MHR:S(モンスターハンターライズ:サンブレイク)
アミーボを利用して通常ではありえない量のお守りを量産する不正行為が確認されています。また、傀異クエストで本来出現しない組み合わせのクエストが出回るなどの問題も発生しました - MHWI(モンスターハンターワールド:アイスボーン)
MODを利用してゲームデータを改ざんする行為が確認されています
対策例
- ランキング除外
不正な手段でクリアタイムを記録したプレイヤーをランキングから除外 - アカウント停止
不正行為を行ったプレイヤーのアカウントを停止 - ゲームデータ修正
不正なデータ改ざんによって生成されたアイテムやクエストを削除 - チート対策システム
ゲーム内にチート行為を検知するシステムの導入