三国志覇道のサービス終了やオワコン説が話題になっています(ずっと話題になっている気もします)。サ終になるかどうかは正直わかりませんが、セルランをみると、ここ最近は売り上げが緩やかに低下しています。
コーエーテクモゲームスは業績が順調…というわけではなさそうでしたが、企業の報告をみると収益はあがっています。ゲームの市場が伸びているので、それにつられて売り上げも伸びているだけのような気もしますが、コーエーの場合、売り上げが大きく増えているというわけではなさそうです。利益に寄与しているのは『運営タイトルのコスト削減』とのことですので――その具体的な中身は不明ですが――悪い言い方をすれば、手抜きになっているということのようにも思えます。
なお、スマートフォンゲームで利益に寄与しているのは「三國志 覇道」と「信長の野望 覇道」だそうです。根強いファンがいるのだと思いますが、私には有名なタイトルを使った怪しい新興宗教にしか思えません。
ちなみにですが、コーエーは襟川恵子氏(恵子氏は会長で、元社長・襟川陽一氏の妻です)の資産運用で利益を上げていたりもします。資産運用の成績そのものは、消費者にとってはどうでもいい話なので、本業のゲームで、それもただのビジネス手法で稼ぐのではなくて、ゲームそのもので大きく利益を上げてほしいです。
検索数
検索(トレンド)についてみてみると、それほど大きく減っていません。検索者=プレイヤーではないので、類推でしかないですが、プレイヤーが離れているわけではない気がします。プレイヤーは減ってないけど、一時的に課金額が減ったり(あるいは増えたり)することがありそうです。なお、売り上げに関しては、前述の通り横ばいというよりも、ゆるやかに低下しています。
どっち派?
サ終して欲しいですか?それとも、続いて欲しいですか?
連鎖率のシステムとか、育成とか、結構オモシロイですよね。まあ結局ところ、複雑なじゃんけんになっているような気もしますし、金を払わないと重要なポジションにつけないという、腐敗政治的な世界が体現していたりします。そんな世界からは走って逃げたい、というか存在していることがおかしいわけですが、ゲームですから、ムキになっている方がおかしいわけです。
ただまぁ、〈金を払っただけの人〉に偉そうにされるのは嫌ですよね。〈金を払っただけの人〉に負けるのも悔しいと思います。逆に、お金を払うだけで偉ぶれるので、そこは魅力でもあります。ただ、誰でも比較的簡単に強くなれたり、注目を集めたりできるのは、多くの人は無価値だと感じているからではないかと思います。
オワコン
個人的には、時間も金も、史上最悪レベルで無駄になったと思っています。三國志覇道がオワコンというよりも、それに時間や金を費やした人生がオワコンです。
ゲームそのものがオワコンだと言っているわけではないです。ただ、このゲームのように、ギャンブルに似た中毒性を利用して稼ぐような方法は全く倫理的でなく、不道徳です。また、コンテンツの寿命が運営側によって人為的に制限されているとしか思えませんので、あからさまな計画的陳腐化です。
「新しい価値を創造して、社会に貢献する」というのが企業理念のようですが、実情はゴミを作って人を中毒状態にしているだけです。確かに、薬物的な効能によって人は幸せになっているかもしれませんね!
サ終するかどうか
わからん。暴言吐いて終わりかよ、という感じで申し訳ないですが、わかりません。
筆者もいろいろスマホゲームをやっていた時期がありまして、サ終も味わっています。サ終経験からすると、三国志覇道は全くサ終の予兆がないです。
売上が下がって低迷が続いた場合、状況が変わるのはもちろんですが、今のところ、攻略サイトの更新が止まる、生放送の配信が減る、アプデが遅れるなどの予兆はありません。
今後の予想
たくさん課金している人を優遇しないと、売り上げは落ちてしまいます。三国志覇道はゲームを愛している人(=金払いのいい人)をもてなす方針だったと思いますが、優遇冷遇のバランスが崩れてしまうとサ終に追い込まれるかもしれません。
スマホゲームが収益の柱になっているようですので、今後も売上を伸ばす、あるいは維持するために、課金を促すような方針は続くでしょう。