オンラインゲームなどによく登場する言葉「ガバる」や「ガバすぎる」について意味などご紹介します。
意味
“ガバる”や“ガバい”はガバガバになるの略です。ガバガバなので、いい意味ではありません。「ガバる」はハズす、ミスる、失敗するといった意味があります。FPS系のゲームでよく使われる言葉ですが、格闘ゲームなどでは攻撃が当たらない場合に使われます。ゲームのジャンルに関わらず、RTA(タイムアタック)などにおいて操作ミスなどの意味でも使われます。
用法
ガバるの使い方をご紹介します。ガバるに関しては、次のように使われます。
さっきからずっと弱パンチガバってる
→さっきからずっと弱パンチはずしてる
前半でガバると後半間に合わない
→前半でミスると後半間に合わない
ガバい
ガバるは動詞でしたが、形容詞的にも使われます。エイム(照準)が、狙いが、などの後にガバいを続けます。
エイムガバい
→狙いが甘い
ガバすぎる
度を越してガバいという意味です。
ガバエイム
ガバエイムはFPSゲームなどで、全然弾がヒットしない状況をいいます。下手くそ、という意味合いが強く、自虐的に使われることが多いと思います。
ガバガバ
もともと「ガバガバ」は緩み切っている様子などを表現する言葉です。ガバガバは、脇がガバガバでボディ(ボディブロー)をくらった、というような使い方もされますが、これは「ガバる」とは意味が異なります。がばがばは尻軽な女性(ビッチな女性)にも使われます。
設定ガバガバ
設定ガバガバ、というのは設定が緩み切っているという意味で、矛盾が多い物語などに使われます。
由来
※以下憶測が含まれます
ガバるがガバガバからきているのは間違いないと思います。このガバガバには、ひどく緩んでいるというイメージがあります。刀と鞘のように、棒とそれを仕舞う筒をイメージして下さい。最初は棒と筒のサイズが一致していたとしても、どちらかが摩耗して、サイズが変わってしまったとします。すると、棒はガタガタになって位置が定まらなくなります。
このような状況は、手振れで銃の照準が定まらない状況と似ています。狙いが定まっていないガバガバ状態で銃を撃っても、命中することはなく、ミスショットとなります。これが、ガバるが失敗するの意味につながっていると考えられます。