シャーロック・ホームズ 罪と罰(Sherlock Holmes: Crimes&Punishments)の攻略情報です。基本的なことや、難しいと思われる部分をまとめています。
『罪と罰』は2014年9月30日に発売された推理アドベンチャーゲームです。プレイステーションやパソコンだけではなく、Switchでもプレイできます。
基本情報
基本的な内容は以下の通りです。
- 推理、選択肢、ミニゲームのミスがストーリーの展開や結末に影響することはない
- 特にペナルティはない。推理や選択肢は総当たりで正解に辿り着くことができる
- ミニゲームにはスキップ機能がある
- 条件を満たすと自動的に調査画面が閉じたり、次の展開が始まったりする
進展がない場合は手掛かりや推理が足りていない - 推理アイコンはゲームの進行に影響がある場合のみ画面右上にアイコンが表示され続ける
- 手掛かりの追加は推理アイコンに+1が添えられる
- 告発できるときは推理アイコンに!が添えられる
- 推理に用いる手掛かりは最終的にすべて消える
- 観察力と想像力のアイコンは調査の必要がある場合のみ画面右上にアイコンが表示される
- 最終的に選ぶ結論には正解がある。ただし、不正解の結論を選んでもゲームの進行には影響がない
- 結論やミニゲームのスキップはトロフィー獲得に影響する場合がある
操作方法(Switch)
操作方法は下記の通りです。ZRを押しっぱなしにしていれば、走ることができます。
1章:ブラック・ピーターの運命
『木こりのリー』という場所で殺人事件が発生し、レストレード警部がホームズに事件調査を依頼します。いろいろと怪しい人物がでてきますので、誰が犯人なのかを推理する必要があります。
いわば一番最初のステージですが、なかなか難易度は高いと思います。立体パズル、最初の推理、銛投げ、腕相撲などなど、いろいろと難関が待ち構えております。
ストーリーはコナン・ドイル原作の『ブラック・ピーター』です。
攻略情報
- 『たばこの立体パズル』はある方向からみると絵が浮かび上がるようになっている
正しい位置からみたとしても、一部が欠けているので、葉っぱやパイプを動かして絵を完成させる - 死体や事件現場を一通り調べたあと「押し入りを試した」と「手帳」を組み合わせる
- 銛投げは×印のやや上を狙う
腕相撲
難し過ぎる腕相撲です(相手が強すぎるということなのか?さすがに銛を投げてクジラを仕留めているだけのことはある)。
ミニゲームを飛ばさずにクリアするというのは、トロフィー獲得条件になっているので、とりあえずクリアしておきたいところです。なお、Switchの場合はトロフィーがないので、飛ばした方がいいかもしれません。
攻略法というほどのことではないかもしれませんが、下記の戦い方で勝てる確率が高くなります。相手の表情をみるというのがゲームでは推奨されておりますが、正直なところ、表情はよくわからんです。
- 開始直後にA連打で攻めまくる
- A連打で攻めて、相手が動かなくなったら連打をやめる
(スタミナ半分くらいが連打をやめる目安) - 押し返されたらホールド
- 不動状態でスタミナがあるならAを押してみる
相手が動くようなら(ホールドしていないなら)攻めてみる - 不動状態でスタミナがないなら回復に利用する
- スタミナがないときはどうしようもないので、なにもせずスタミナ回復を優先する
最後の選択肢
最後に真犯人を逮捕するか放免するか選べます。
逮捕する場合は真犯人とのボクシングがあります。カーソルを顔に合わせてAを押すというのが基本の戦い方ですが、最後はYボタンを押す必要があります。勝っても負けても、物語は先に進みます(リザルト画面で結論を破棄すればやり直せます)。
放免する場合、特に戦闘はありません。ジョン・ネリガンという青年に証券を渡して終了です。
2章:線路上の謎
2章の冒頭にシャーロックの兄・マイクロソフトが登場します。その後、ホームズとワトソン博士は汽車が消えるという事件に遭遇。奇妙な出来事を独自に調べ始めます。
1章よりは難しくない気がします…。パズル系は複雑になっていますが、腕相撲みたいなミニゲームはありません。ちょっとわかりにくいのはメジャーが登場する場面です(謎の円盤が画面に現れて、メジャーだと理解するのに時間を要する)
攻略情報
- メジャーを使って車輪の間隔を調べる
- 地図の重ね合わせは似たような場所がある。正解は重ね合わせ開始時よりも下の方にある
推理と結論
2章では推理から導き出される結論に4つの種類があります。正解は4つ目の『メキシコ人がチリ人を溺死させた』です。たとえその他の結論を選んだとしても、次の章に進めます。
- チリ人が試作品を盗んだ
- ロビンソンは詐欺師
- メキシコ人がチリ人を封印した
- メキシコ人がチリ人を溺死させた
3章:血の浴室
ホームズが瀕死の探偵になったと思ったらたちまち復活。訪ねてきたレストレード警部から大浴場(サウナ)で起きた殺人事件の調査を依頼されます。
難しいミニゲームはないと思いますが、途中、謎めいた手掛かり(ミネルヴァ像など)や完了できない調査物(鉤など)が登場しスッキリしません。終盤には迷路もクリアしなければなりません。
攻略情報
- レストレード警部に容疑者をスコットランドヤードに連れて行っていいか尋ねられる
選択肢が登場する意味深な質問だが、さっさと連行してもらっても問題ない - 縄、クロスボウ複製品、鉤(興味のある対象)は後で使う
- サイクロプス(とヴァルカン)、ネプチューン像、ミネルヴァ像はフリギダリウムのヒント
サイクロプスは一つ目、ネプチューンは矛、ミネルヴァは兜 - 『氷の実験』は氷→塩の順にタイミングをはかって容器に入れていく
温度計が停止しているときを狙って入れないと、-20℃にならない - 迷路はフラスコの絵がヒントになっている
6つの推理
三人の容疑者と凶器の違いによって、6つの結論が得られます。正解は考古学者のパーシバル・ブリンクホーンが犯人で、凶器は氷のナイフです。
4章:アビー屋敷の事件
レストレード警部から手紙が届き、ホームズとワトソン博士はアビー屋敷へ向かう。屋敷では主のブラッケンストールが殴り殺され、メアリー夫人が三人組の強盗犯に縛られたという…。
原作者のコナン・ドイルが執筆した『修道院屋敷』です。この作品は『僧坊荘園』『アベ農園』などなど、たくさん日本語のタイトルがあります。内容は原作とほぼ同じでした。
ミニゲームはあまり登場しません。推理の方も、手掛かりを組み合わせていくことでメアリー夫人や侍女の嘘がわかるようになっています。1章から3章に比べると難易度はやさしめです。トビーが可愛いかったです。
3つの推理
この事件では『家庭内の事故』『ランドール父子が罪を犯した』『船長が犯人』という3つ結論を得ることができます。正解は『船長が犯人』です。『ランドール父子が罪を犯した』という結論はメアリー夫人や侍女の偽装工作です。
修道院屋敷
原作小説やドラマについては、下記の記事にまとめています。細かな部分が多少違いますが、このゲームで描かれたストーリーと同じです。
5章:キュー植物園の一件
ホームズは植物園で植物が盗まれたという事件の調査に着手しようとしていた。盗難というつまらなそうな事件を調べるのには、なにか裏があるようだった。ホームズがワトソン博士と共に植物園を訪ねると、数日前に園長が突然死したことが明らかになる。
難しいところはあまりないと思いますが、調べることが多いかもしれません。植物園を隈なく調べないと証拠が出そろわないと思います。ミニゲームでは園長の部屋にある金庫と、植物の実験が初めての類のパズルになっています。
攻略情報
- 園長の部屋の金庫はダイヤルを左右に回してすべてのピンを外周側へ移動させる
正解は左2→右2→左3→右3→左5→右5 - 植物の実験では右側にあるフローレム・ダイアボレカが毒を発生する
最終的に必要な手順は下記の通り - 真ん中にあるハエトリグサと左側にあるフローレム・ダイアボレカを交換
- 右側にあるフローレム・ダイアボレカにアルカロイド溶液
- 真ん中に置いたフローレム・ダイアボレカにいもむし
結論のバリエーション
いろいろな結論があります。捜査が進んでしまうと辿り着けない結論がありますので、トロフィー獲得を目指す場合は注意が必要です。
- 「神聖なる組合」がダンを殺害した
- アルバートがダンを殺害した
- ホワイトがダンを殺害した
- ヘイミッシュの単独犯
- アルバートが共犯者
- ホワイトが共犯者
1~3の結論は『マーティン・ヘイミッシュを逮捕する』前でないと得られません。共犯者の結論を出す段階になると、1~3の推理は展開できなくなってしまいます。
6章:半月夜の散歩
ベイカー街遊撃隊からディナーのお誘いを受けたホームズとワトソン博士は、遊撃隊の一員であるウィギンズからウィギンズの兄が殺人の容疑で捕まったと伝えられる。
最後のシナリオです。推理やミニゲームの難易度は高くなっていると思います。そこまで長い物語ではありませんが、登場人物がやや多いです。
名前 | 説明 |
---|---|
ブライアン・ヴァーコッティ | 被害者 |
ケネス・バトラー | 被害者 |
マロー巡査 | 目撃者 |
ライアン・ターナー | 目撃者 |
ポリー・パウエル | 目撃者 |
レイトン・チャップマン | 容疑者 |
攻略情報
- ターナーの行動は簡単に表すと、ベッド→窓→死体の近く→本棚→キッチン→暖炉
- 射手選択では弾道を追って壁を調べる必要がある
- 隠れているホームズを探すミニゲームでは、ホームズを3回発見しないといけない
1回目と2回目は最初の暗い路地にいるが、3回目はウィギンズがいるあたりに隠れている
最後の選択肢
最後に手にしているタバコをバケツに投げるか、それとも火薬に投げるかの選択を迫られます。
火薬に投げた場合は、その場で爆発が起きて事件は幕を閉じます。バケツに投げた場合は、後日、ロンドンで爆発事件が発生します。エンディングに多少の違いはありますが、どちらが正解ということはありません。どんな事情があろうとも罰するべきと考えるか、それとも、権力者を叩きのめすという思想に賛同するかという選択になっていると思います。
線を揃えるパズルの攻略法
鍵を開ける際によく登場するパズルです。中空のシリンダーを回して線をつなげると開錠される仕組みです。
一番外側(端)にあるシリンダーから順に中心側に向けて、シリンダーの線をすべて見えるようにするとクリアしやすいと思います。これでだいたい揃うはずです。シリンダーに線が2本ある場合は2パターン試してください。
6章のパズルになるとひねりが加えられていますが、基本的には外のシリンダーから線をみえるようにするというやり方で攻略できます。
望遠鏡のおばちゃん
221Bの部屋にある望遠鏡を覗くと…、なぞのおばちゃんが現れます!ふくよかな体型でナンみたいな胸をぶらさげたおばちゃんを眺めるだけという謎のコンテンツです。このおばちゃんは前作に登場していたのですが、なぜホームズがわざわざ望遠鏡で覗いているのかは不明です。章によっては、ワトソン博士も望遠鏡を覗いています!