『HUNDRED LINE 最終防衛学園』のネタバレです。謎や伏線の真相をまとめています。
ストーリー
- 主人公の澄野拓海と幼なじみの柏宮カルアの日常。原因不明の警告が鳴ると、シェルターへの避難を余儀なくされる生活が続いています
- SIREI(シレイ)の導きにより、拓海たちは「最終防衛学園」に集められます。SIREIは、拓海達に「我駆力(がくりょく)」という特殊な力を授け、特防隊として、学園を襲う「侵校生」を倒す任務を与えます
- 学園には「蘇生マシーン」があります。学園内にいる限り、何度死んでも蘇生できるため、拓海達は不死身です
- 学園の周囲は「消えない炎」によって守られています。100日間、侵校生を排除することが特防隊の役割です
- 序盤でSIREIは姿をくらまし、後にバケツに詰められたバラバラの死体で発見されます
- SIREIが不在となり、雫原比留子がリーダーシップを発揮しますが…彼女もまた姿を消します
- 第二防衛学園の存在が明らかになります。SIREIによく似たNIGOU(ニゴウ)が登場
- 霧藤希(きりふじのぞみ)という柏宮カルアと瓜二つの生徒が登場。霧藤希はカルアとは別人とのことです
- 「世界死」という概念が明かされます
- 遥か昔、人間によって地球の環境が破壊され、地球が自ら人類を抹殺したという、いわば「地球の自殺」という意味です
- 生き残った人類は地下都市「東京団地」で生活しています(最終防衛学園があるのは既に滅んだ地球?)
- 侵校生は地球が生み出した世界死そのものです
- 特防隊の任務は人類移住計画の一環として、地球上の侵校生を駆逐することです
- 拓海達の前に現れた喪白もこは実は部隊長(侵校生側のリーダー)だったことが判明。本物の喪白もこは既に死亡していました
- 捕虜にした部隊長が逃走し、九十九今馬が誘拐されます(今馬は後にSIREIの姿となって生還します)
- 行方不明だった雫原比留子は死体が発見されます。異血を吸収されたミイラ化した姿になっていました…
- 夜空に浮かぶ月は「人工天体」であることが判明します
- 「人工天体」は世界死から脱出した人類が避難生活を送っている場所です
- 特防隊は、人工天体への移住が完了した時点で用済みとなる捨て駒なのかもしれません
- 大将軍(侵校生側の最高位)が登場
- 大将軍は特防隊に降伏と引き換えに人工天体への移動手段を提供すると提案――この提案は特防隊の我駆力を封じ込めるための罠でした
- 大将軍の目的は学園を守る「重要なもの(消えない炎を詰め込んだミサイル)」でした
- 大将軍が今馬SIREIを握りつぶします
- 大将軍は防衛室に侵入しようとし、霧藤希を串刺しにして殺害します
- 霧藤希が死の間際に拓海を「たっくん」と呼びます(カルアと同一人物である可能性が示唆されます)
- 「消えない炎」の正体は防衛室の中にいる赤子の本体が生み出した分身でした。その赤子が消えない炎の供給源となっています
- 消えない炎の異血を吸収したのは蒼月衛人でした
- 蒼月衛人の穏やかな性格は演技です
- 先天性の病気により人類を憎むサイコパスでした
- SIREIの破壊、雫原の殺害、食料の焼却、捕虜の逃走、異血の吸収など、学園で起きた不穏な出来事の全てを裏で操っていました
- 最終的に主人公の澄野拓海は「時間逆行」の能力を覚醒させ、この残酷な100日間をやり直すことになります
- 【2周目へ】
最初に100日目まで到達した時点で、とりあえずの真相が明かされます。その後、初日からやり直すことになり、選択肢によってルートが変化していきます。
死亡キャラ&黒幕(ラスボス)
1周目
最初の100日目時点での死亡キャラやラスボスは下記の通りです。最初の100日目以降、生存ルートなどが発生し、マルチエンディングとなります。
- SIREI、雫原比留子、敵の捕虜が死亡
- 黒幕/犯人は蒼月衛人で、彼が1周目のラスボス。人類を憎んでいる
- 九十九今馬、霧藤希(霧藤希=カルア)、喪白もこが敵に倒されて死亡
- 九十九今馬はSIREIの姿になったりするが、最終的に敵に殺される
ネタバレ要素まとめ
- 最終防衛学園は、拓海たち中高生が100日間「侵攻生」から守るべき場所
- 東京団地は地球の地下にあり、地上に防衛学園がある
- 人類は人工天体に避難済みらしく、地球には特別防衛隊(主人公ら)が残っている
- 地球が自殺しようとしている。自殺の進行を担うのが侵攻生
- →1周目のENDでラスボスから真実は別にあると伝えられる。このときラスボスは真相を明かさない
- 学園には大切な「ある物」が保管されており、侵攻生はそれを狙っている
- あるモノは人類存続の鍵で赤ちゃん(『赤子』と呼ばれている)
- 100日後に赤子がミサイルを放って侵攻生を含む地球上の生物を死滅させる予定
- 100日間守り切れば主人公達も人工天体に避難する予定
- 最初に100日目を迎えたあと、拓海は最初からやり直す(ループする)ことになる
- 他のメンバーはロケットで人工天体へ向かうが…人工天体は大変なことになっているということを匂わせてエンディングになる。具体的な状況は明かされない
- 2周目の最初の敵は1周目のラスボス。SIREI殺害を阻止できる
- (※2周目以降はチャプターセレクト機能が解放され、選択肢によって、さまざまなエンディングに派生)
- 『001真相解明編:さよなら最終防衛学園』の内容
- 拓海たちがいた星/防衛学園があった星はフトゥールムの星と呼ばれており、人類とフトゥールムの人々が奪い合っていた
- 人工天体の人類は既に全滅している
- 拓海たちは防衛システムを破壊し、最終防衛学園によるフトゥールムの星への攻撃を阻止しようとする
- 真のラスボスは炎をまとっていた謎の青年・シオン(シオンを取り込んだ学園の防衛システム)
- 真のラスボス戦で特別防衛隊のメンバーは全員死亡。主人公の拓海によってシステムは破壊されるが、拓海も死亡する
- 霧藤希だけが生き残る。星の住民らしき子供たちと好意的に接触してエンディング
- 『002リスタート編:ようこそ、最終防衛学園へ』の内容
- 拓海達はSIREIと共に宇宙空間へ。 シオン砲(最終防衛学園の攻撃)によりフトゥールム星は全滅
- その後、拓海たちは教室で目を覚ます
- 丸子は平凡な家庭、面影は医者の家系、蒼月は人類が大好き…というように防衛学園のメンバーには都合の良い人格と記憶が与えられた状態
- そして、荒廃した星を開拓していくことになる
- (真実が隠蔽され、記憶操作によって平穏が与えられたエンディングと解釈できます)
その他のエンディングについて
- 本筋系ルート(推理編、サイワイの箱編、ワザワイの箱編、SF編、デスゲーム編、血みどろ編など)
1周目の伏線を回収し、物語全体の謎を解明するために必須となるルートです。「サイワイの箱編」と「ワザワイの箱編」など物語における重要性の高いエピソードが満載です - コメディ系ルート(コメディ編、まったり編、カリスマ澄野編、恋しちゃったんだ編など)
物語の本筋とは異なる、ギャグや恋愛要素が中心のルートです。特に「恋しちゃったんだ編」では、くらら、狂死香、川奈との恋愛が描かれ、各キャラクターの掘り下げられています - ヴェシネス編
侵攻生(敵)側の視点や信念が深く掘り下げられ、ヴェシネスというキャラクターの人間性などが描かれます - ノモケバ編
怠美の人間性と魅力が存分に描かれるルートです - 連続防衛編
スキップできない戦闘が続きます。イベントやエンディングは少ないです